森の記憶「飾棚」

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森の中を散策すると様々なものに出会います。
40年前のビールやジュースの缶、酒瓶、薬莢(やっきょう)、炭窯跡、朽ちた神社や石積みなど。昔の人が行った行為がそのまま時間が止まったかのように蓄積し残っていたりします。

それと平行に生物達が生活している証しとして、動物が食べた跡や糞、まだして間もない糞にも出会います。習慣として角をこする木や樹皮に挟まったイノシシの毛、小動物が年月をかけてかじり続け小さくなった鹿の角や腐敗して微生物の力によって土に帰る動物なども。狸のため糞から発芽する植物の芽から森の循環や時間のリズムを感じることもあります。森では街では見ることのできない多様な時間の蓄積が面白く見えます。

飾り棚には作者が森に入って拾ったものや森に関わるものが展示してあります。出会ったものの痕跡から想像を膨らませるのも森での楽しみ方の一つです。

 

「森の飾り棚」
鹿の角
鹿の角に似た木の枝
アサヒビールの40年前の缶(プルトップ)
クイッククエンチ缶
うさぎの糞
森ラジオで巣立ちしたシジュウカラの巣
森ラジオ改修時に壁から出てきたドロバチの巣
イノシシの牙
ツキノワグマの下顎
台風の後、木から落ちていたリスの巣
小動物(リス?)が習慣的に食べていたと思われる鹿の角
起動バイク写真
小湊鉄道記念切符
猟で捕った鹿の脚
狩猟で使われたと思われる薬莢(ヤッキョウ)